第27回日本フットボールリーグ第17節が7月19日(土)に4試合、20日(日)3試合、21日(月・祝)に1試合が開催される。
※第2節のホーム&アウェイが逆の対戦カード
19日はY.S.C.C.横浜とFCマルヤス岡崎の対戦が「ニッパツ」で開催。第6節以降勝利がなく現在14位のYSCC。失点数はリーグ最多と守備は根本的に立て直しが必要か?また直近2試合はゴールなく連敗だが第13節の岩手戦のように後半だけで3ゴールを決めるなど爆発力もあるだけにまずは前半をしっかり守り無失点で折り返せるかが鍵となる。前節は4試合ぶりの勝利で下位チームとは勝点差を広げたマルヤス。今季初の連勝に向け前半から積極的に仕掛けて行きたいところだ。ボールをつないで行くことが予想されるがミドルシュートも積極的に放っていきたい。但し相手のカウンターやセットプレーには警戒したいところだ。
ヴェルスパ大分とHonda FCの対戦は「クラド」で開催。前節は終了間際のゴールで優勝戦線に食らいついたV大分。今節は恒例となった夏の大動員計画試合で3位のHonda相手に勝って首位とは離されないようにしたい。互いに前半から積極的に仕掛けていくことが予想され好守の切り替えの早い展開が予想される中、先制点を決めるのはどちらか?Hondaは直近4試合負けなしで無失点と守備の安定さが際立つ。得点力がある相手のFW陣を如何にして抑えるか?勝てばどちらにも首位浮上のチャンスがある試合。先に勝って翌日以降に試合がある3チームに刺激を与えるのはどちらか?勝敗の鍵はセットプレーか?
クリアソン新宿とブリオベッカ浦安・市川の対戦は「味フィ西」で開催。第8節以来勝利のない新宿。特にその8試合でゴールがないのが気になるところ。守備面では最少失点の試合が多く大崩れがないだけに今節こそはゴールを決めたいところだが8試合黒星なしで調子を上げてきた浦安市川の守備を如何にして崩すか注目したい。鍵は実績のあるベテラン選手か?前節は首位の沖縄相手に勝ち今季初の連勝。セカンドボールをしっかり奪えるのが現在の強み。得意のサイドからの仕掛けで前半のうちに先制したいところだ。但しマルヤス戦で先制されたようにミスからの失点は防ぎたいところだ。
ヴィアティン三重と飛鳥FCの対戦は「ラピスタ」で開催。今節より菅原太郎新監督体制となり采配に注目が集まるV三重。直近7試合勝利がない中で守備が安定し調子を上げてきた飛鳥相手に本来は決定力のある攻撃陣が如何にしてゴールを狙うか注目したい。守備面では相手のカウンターやミドルシュートには警戒したい。最下位ながらも3試合連続引き分けで勝点を積み重ねてきた飛鳥。特に前節では攻撃陣が好調の枚方相手に先制しあと一歩で勝利を逃した感があるだけに今節は4試合ぶりの勝利を掴むため前半はしっかり守って無失点で折り返したい。JFLホーム開幕戦で敗れた借りを返せるか?
20日はFCティアモ枚方とミネベアミツミFCの対戦が「たまりく」で開催。攻撃陣が好調でJFL最多得点の枚方。前節は飛鳥の堅い守備に前に1-1の引き分け。今回は積極的に相手陣内にボールを入れてくるチームだけにセカンドボールを確実に奪い速いカウンターからつなぎゴールを狙いたいところか?但し失点数も多いだけに昨年のように大量失点にならないよう注意したい。ミネベアは前節終了間際の守備に課題を残す結果になったが今節はその点をしっかり対策して望みたい。昨年は同会場で4ゴールを決め勝利。今季も勢いに乗ったときは大量ゴールもあり今節は昨年の再現を狙いたい。爆発力が魅力のチーム同士の試合は1点を争うというよりは多くのゴールシーンが見られるかもしれない。
ラインメール青森と沖縄SVの対戦は「新青森球」で開催。JFLで唯一天皇杯3回戦に進出し今節は中三日で望む青森。コンディション面が気になるところだが今回の天皇杯の会場が青森県内だったことから遠征疲れは最小限度に済みそうだ。但し最近は前半の守備に課題を残すだけに開始早々から積極的に仕掛けてくることが予想される沖縄の攻撃に対し守備の連携を確認し対応していきたい。沖縄は直近連敗で2位に後退。選手の移籍もありここが踏ん張りどころ。後半はアウェイが多いだけにコンディション面も気になるところだ。第2節のホームでは0-4で敗れただけにその借りを返せるか?得意のサイドからの突破で前半にゴールを決めたいところだ。
横河武蔵野FCとアトレチコ鈴鹿の対戦は「味フィ西」で開催。前節は前半の決定機に決められず敗れた武蔵野。直近の沖縄と青森との上位対決では攻撃の点で負けてないだけに今節こそは前半で先制し優位に進めたい。対する鈴鹿も前線の選手のスピードが速く決定的なチャンスを多く作るが最後の詰めが甘く前節はゴールなし。守備の面ではGK出口貴也の好セーブが目立つが今回もチームのピンチを多く救うことになるか?前回の対戦では1点を争う展開で鈴鹿がセットプレーからのゴールで勝利。今回の対戦もセットプレーが勝敗の鍵かもしれない。またその他の注目点としては鈴鹿の三浦知良がJFLの選手の立場で初めて「味フィ西」のピッチでのプレーはあるか?
21日はレイラック滋賀といわてグルージャ盛岡の対戦は「HATOスタ」で開催。首位に立った滋賀としては昨年J3だった2チームとのホーム2連戦を連勝することで周辺に大きな影響を与えるかもしれない。それだけに岩手の実績のある攻撃陣を如何にして抑えるかが鍵となる。攻撃面では後半の途中から投入される選手が鍵となるかもしれない。岩手は第10節で連敗を止めた後は全試合で先制しており敗れたのは枚方戦のみ。それだけに先制することが勝利への鍵となる。守備が安定してきた滋賀の守備陣を如何にして崩すか注目したい。残り14チームが注目するこの日唯一の試合で勝利を掴むのはどちらか?
前節の結果で上位5チームが勝点2差内で接戦となり今節の結果如何ではこの順位も入れ替わってくるだろう。先週から2回目のウインドーが空き今節も新戦力の出場はあるのか気になる第17節だ。
Copyright © JAPAN FOOTBALL LEAGUE. All Rights Reserved.