２０２６年Ｊ３への入会又は残留をかけた第２７回ＪＦＬ第２位のレイラック滋賀（以下滋賀）と明治安田Ｊ３リーグ 第２０位のアスルクラロ沼津（以下沼津）との２０２５年度 Ｊ３・ＪＦＬ入れ替え戦の第２戦が１２月１４日（日）の１４時キックオフで「愛鷹広域公園 多目的競技場（以下愛鷹）」で開催される。

　第１戦は滋賀のホームスタジアムである平和堂ＨＡＴＯスタジアム（以下ＨＡＴＯスタ）で９,００６人の来場者の中で開催された。試合は前半３分に滋賀は右ＣＫからのボールにゴール前競り合いからこぼれ球をやや左サイドから西山大雅が右足で決め先制。沼津は１３分にハーフウェイライン付近からのロングボールにゴール前でつないだボールを白輪地敬大が右足で決め同点。その後滋賀は２２分に右ＣＫからのボールにゴール前ニアサイドに走りこんだロメロフランクが頭で合わせ再びリードし前半を２－１で折り返す。後半は沼津が７４分に左サイドからのクロスにゴール前ファーサイドで川又堅碁が頭で押し込み２－２の同点とするが、滋賀は８１分に相手ＧＫのこぼれ球に反応した三宅海斗がペナルティエリア内左サイドから左足で決め３点目。その後は沼津の猛攻を滋賀の守備陣が守り切って試合終了。滋賀が３－２で勝ち第１戦を制しＪ３入会へ王手となった。

　第２戦は沼津のホームで開催され９０分で滋賀が勝つか引き分けの場合は滋賀の勝利、沼津が２点差以上で勝つと沼津の勝利。沼津が１点差での勝利の場合、１５分ハーフの延長戦、それでも決着がつかない場合はＰＫ戦まで実施し完全に決着がつくまで実施。勝者が来季Ｊ３での活動となるこの試合。沼津がＪＦＬ在籍時の３年間（２０１４年～２０１６年）で沼津ホーム開催は「愛鷹」での両チームの対戦は２０１４年の１回のみでこの時は０－０の引き分けとなっている。
＊２０１５年は「裾野」で３－０で沼津勝利。２０１６年は「富士」で３－３の引き分け。
　沼津としては９０分で勝たなければ敗れることになり、今回は前半序盤から積極的に仕掛けて行くことが予想される。逆に滋賀としては前半しっかり守りカウンター狙いとなるか？第１戦の滋賀の３ゴールは全てセットプレー絡みだったこともあり、沼津としては相手にそのチャンスを与えないことが勝利への鍵となるか？滋賀は第１戦ではリーグ戦終盤とスタメンと控え選手を少し入替えるなどし、途中出場の三宅海斗が決勝ゴールを決めるなど結果を残した。今回はアドバンテージを持って臨むことになりどのようなスタメンになるか注目が集まる。先取点が欲しい沼津としては攻撃の選手のスタメンに注目が集まりそうだ。

　第１戦は１点を争う展開も予想されたが結果は合計５ゴールの打ち合い。今回はビハインドの沼津が序盤から積極的に仕掛けてくることが予想されることから複数ゴールでの決着となるか？
　Ｊ２とＪ３は違うが今回で３回目となるＪとＪＦＬの入れ替え戦。ＪＦＬの滋賀は同じ歴史をたどるか？沼津が上位リーグとしての意地を見せるか？